『要は、気付くこと、知ること。』
私はこの本を読む前に禁煙していた。特に努力も我慢もしないで。どうして禁煙できたのか? その答えがこの本にあった。
ただ闇雲に、『タバコやめた!』と決心し、タバコやライターや灰皿を捨て、吸いたいのを我慢しても、禁煙は成功しない。
何故成功しないか? その答えがこの本にある。
私はタイトルを見て、『禁煙』より『天才脳』の方に惹かれて、この本を読んだのだが、どちらかと言うと『禁煙』の本であった。あまり『天才脳』の方は期待できない。
以前よく、『アメリカでは肥満と喫煙者は出世できない』と言われていて、それは『意志が弱い』から、という風に言われていたが、それは間違いであるということが、この本を読むとよくわかる。ちなみに、『意志が弱い=自己コントロールできない』ではない。
喫煙は、合理的行動ではないし、論理的に物事を考えることができる人は、この本の内容を知れば、もう、タバコを吸いたくなくなるのである。禁煙するのではなく、あたりまえのようにタバコを吸わなくなるのである。それは、『意志の強さ』とはまったく別次元の話である。
脳の仕組みを知り、タバコの害に気付き、吸い続けてしまう仕組みが理解できれば、自ずと吸わなくなる。それがこの本でいう『天才脳』であると思う。
この本を読んで、この本の内容を理解することができれば、その瞬間からタバコを吸わなくなるだろう。
喫煙者は、実は、タバコを吸っているのではなく、タバコを吸わさせられているのである。